木幡太郎 / avengers in sci-fi
Biography
エフェクターやシンセ、サンプラーを多用した個性的なサウンドでロックの宇宙船と称される3ピースバンド「avengers in sci-fi」でソングライティングを担当。2017年より自主レーベル兼マネジメント「SCIENCE ACTION」を立ち上げストリーミングを中心にシングル、EPをリリース。木村カエラをはじめとした他アーティストへの楽曲提供やRemix、映像作品のBGMも手がける。DJとしても活動。2019年より稲見喜彦とともに生楽器を使わずハードウェアによる打ち込みに特化したクラブミュージック寄りのスタイル「avengers in sci-fi (in sync)」を始動した。
- C6H8O6/ビタミンCを導入したきっかけを教えていただけますか?
「avengers in sci-fi」のドラムス長谷川からの紹介で、KarDiaNペダルのサンプルを試奏させていただく機会がありました。最近はギター用のエフェクターよりもシーケンサーを中心とした打ち込みにはまっていて、アナログのシンセやサンプラーのハードウェアをひたすらチェックしていたので、正直ギターペダルへの興味は少し薄れていたのですが(笑)KarDiaNのペダルを試奏したことでギターの歪みの気持ち良さを再確認できました。中でもC6H8O6/ビタミンCは、以前から愛用している「Russian Big Muff」と「Fuzz Factory」の良さを兼ね備えたようなサウンドでまさに欲しかった音という感じでした。- C6H8O6/ビタミンCのよさを具体的に教えてください
「Russian Big Muff」でコードを弾いたときの空間をうめつくすような《壁感》はそのままに、単音のフレーズを弾いたときにはピッキングのたびにスピーカーがぶっ壊れる寸前の断末魔的バリバリ感を出せるのは感動的でした。TREBLEとBASSの2系統のフィルターがあるのでアンプの設定とか前後にブースター的に歪みを挿すとかと合わせてニュアンス生成の自由度が高いです。なにかを終わらせに来た感じがしましたね。ターミネーターです。「Russian Big Muff」に「Fuzz Factory」のニュアンスをプラスしたようなサウンドで、しかもそのどちらよりも音がでかくなる。ファズの音はでかければでかいほどいいです(笑)で、《つまみを全部MAXにしとけばとりあえずかっこいい音が出る系》でもあるので説明書を読まない系ギタリストには最高ですね。- 最後に、C6H8O6/ビタミンCのオススメの使い方を教えてください
ギターは「Fender Telecaster Deluxe」アンプは「Marshall JCM2000」のクランチモードでVOLUME 10時、GAIN 11時くらい。そこに「FREE THE TONE」のコントローラーを介して「BOSS BD-2」が掛かっているクランチ状態が基本でそこにここぞの場面でC6H8O6/ビタミンC(とりあえずツマミMAX)をONにするのですが、入力が飽和しきって逆に音が小さくなるなんてことはなくでかくなります。NIRVANA的な「クワイエット→ラウドスタイル」には最高ですね。TREBLEツマミをちょっと絞った時の単音引きもTy SegullかJack Whiteって感じで気持ちいいです。僕はファズギターをPA直でライン入力したり、「KORG MS-20」とかアナログシンセに入力してインダストリアルっぽい歪みとかもよく作るので、それも試してみたいです。あと、シンセにかけてもジワジワとしたドローン感が良い感じです!
インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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