小松慶太朗 / あいのぼり
Biography
2018年「あいのぼり」のギタリスト・作曲家として、メジャーデビュー。2019年9月には、映画挿入歌の書下ろしを映画プロデューサーから直接オファーを受け、2ndシングル「1秒の花束」をリリース。他アーティスト・舞台等への楽曲提供・プロデュースも精力的に行っている。
- CHCl3/クロロホルムを導入したきっかけを教えていただけますか?
いつもギターの調整をお願いしてるギターテックの方から、「小松君のプレイに合うエフェクターがあるよ!」と、C3H5N3O9/ニトログリセリン、CHCl3/クロロホルム、C9H13NO3/アドレナリンの3機種を試奏させてもらったのがきっかけです。どれも個性が強く、シーンごとの音をイメージしやすい印象で、なおかつハンドメイドならではの繊細な音づくりができ満足だったのですが、なかでもCHCl3/クロロホルムを弾いた時に「求めてたのはこの粒立ちだ!」と感動するくらいの衝撃を受け、導入を決めましたね。
- CHCl3/クロロホルムのよさを具体的に教えてください
歪みの粒立ちがとても良く音の速さも申し分ないので、軽く歪ませても、がっつり歪ませても、音の輪郭が失われないというのが素晴らしいですね。僕はカッティングをメインにプレイすることが多いのですが、軽く歪ませるだけでも存在感が際立ちます。ほかのエフェクターと大きく異なるのは、音の潰れ具合が絶妙でアンサンブルにおいても他の音を邪魔することなく、しっかりと存在感を出せるという点です。かなり歪ませたときでも同じように耳障りの良い歪みを作ることができるので、楽曲に合わせてアンサンブルを活かす音づくりができ、素晴らしいですね。また、音の立ち上がりが速いため、タッチの強弱を幅広くとって演奏することができるので、シーンに合わせて表情をいろいろと変えたり、より細かい表現が可能で、演奏の気持ち良さが倍増したなと感じてますね。 - 最後に、CHCl3/クロロホルムのオススメの使い方を教えてください
僕は、アンプ側を完全なクリーンに設定し、歪みをCHCl3/クロロホルムのみで作ります。歪ませ方は、そこまで強く設定せず(DRIVEを10時から12時くらい)、アンサンブルの中で存在感が出るくらいの歪みの量にしています。CHCl3/クロロホルムのEQは振り幅が広いので、アンプ側はほぼフラットですね。BASSはアンサンブルに合わせて調整しますが、アンプよりも絶妙で個性的な出方をするので、強めに出しても綺麗に溶け込ませることができます。TREBLEに関しては、上げ過ぎたとしてもあまり痛さを感じないため、アンサンブルの中で邪魔にならないギリギリまで攻めることができます。ソロパートなどでブーストするときには別のブースターで少し歪みを足して上げると、かなり上質なブースト感を表現できますね。
インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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