エンドウ.【GEEKS】

Biography

エンドウ. /ギタリスト。東京生まれ東京育ちカレー大好き、大の嫌煙家。趣味はハンダごてと読書とゲームとアニメと漫画。GEEKSという物凄いカッコいいバンドのGt&Voをやりつつ、様々なアーティストや作品に楽曲提供なども行う。誰でも知っているアーティストだとももいろクローバーZ、誰も知らないアーティストだとクンニダイスキーズ等に楽曲提供し、TVアニメ劇伴、ドラマ音楽、舞台音楽なども数多く手掛け、友人の自主製作コントライブのBGMというどうでも良い音楽まで作ってあげる優しさも持っている。作詞・作曲・編曲の全てをこなし、童謡・テクノからデスメタルまであらゆるジャンルを作り上げるだけではなく、アニソン歌手や声優アーティストのバックバンドでもギタリストとして活動するなど、その活躍の場は広い。また趣味が高じてエフェクター自作本も出版し、その業界では長きに渡りベストセラーとなっており、それを読んでエフェクターを作り始めたプロビルダー達も多い。エフェクターだけでなく、アンプやマイク、その他様々なレコーディング機器、ギターまでも手作りし、石鹸やリップクリーム、ラー油やバターを作るのも好きである。

 第一印象から繋がる”レスポンスの良さ”

CHCl3/クロロホルムを導入したきっかけを教えていただけますか?

スチームパンク感の漂うサビた筐体のエフェクターをSNS上で目にする機会が増え、その独特なデザインが記憶に残っていました。調べてみると個人的に良く知っていた「エフェクタービルダーズ・コンテスト」で優勝した方のブランドであることを知り、ここぞとばかりに周囲のコネを最大限利用して近づき、結果的にKarDiaN様の善意につけ込むかたちで製品を使わせて頂く事になりました。その時点では音は全く知らず、ただひたすら見た目で心を掴まれたというのが正直なところです。しかしながらエフェクターなどというものはある意味見た目が全てですので、まさに正しい流れと言えましょう。

さらに惹かれた点を挙げるならば、それはやはりKarDiaN様の素晴らしい人柄です。こちらのアクションに対し、即座にレスポンスをくれるその迅速さはとても信頼できるものでした。レスの遅い人間は社会人失格ですし、レスポンスの早いビルダーの作るエフェクターは音のレスポンスも速いのです(多分)。

アンプの太さに追随できるイコライジング幅

CHCl3/クロロホルムのよさを具体的に教えてください

普段のレコーディングや自分のステージはアンプ直結で音を作ることがほとんどで、エフェクターを使ったとしても、アンプをドライブさせるためのブースターとしての使用ばかりでした。しかしバックバンドの為のセッティングでは、様々な音色をエフェクトボード上で作るので、アンプのセッティングはできる限り素の、クリーンな状態であることが求められます。その場合、アンプに頼らずエフェクター単体で歪みを作らなくてはいけないのですが、今まで出会ってきた歪みペダルの大半は良い歪みを生み出してくれませんでした。しかし今回使わせて頂いたニトログリセリンとクロロホルムは、望んだ歪みを単体で作ることができたので即ボード入りとなったわけです。

世間の多くの歪みペダルに「音が細い」と印象を抱いていた中、KarDiaNペダルにはBASSツマミが付いているので、太く重いサウンドを実現できたこともかなり有難かったです。低域の量感をコントロールできることで大きめの会場でもPAから客観的な高評価を貰えたのが嬉しかったです。さらにツマミに数字の目盛りが付いているおかげで、漠然とした操作ではなく段階的に変化を認識でき、現場では非常に助かりました。ただモデル名の化学式がどっちがどっちだかわからないので、今鳴らしているのがどっちだかわからなくなります(涙)。

▲自身もペダルデザインを手掛ける、まさにエンドウ.氏ならではの"ワンオフ"なボードメイキング。

ペダルの味を引き出すコツはフルテンからの逆算

最後に、CHCl3/クロロホルムのオススメの使い方を教えてください

実際に現場ではアンプのゲインを落として、クロロホルムのVOLUMEを3、DRIVEを8、BASSを4.5、TREBLEを3.5にしてオーバードライブサウンドを作っています。ほどよく滑らかなドライブ感が丁度良いです。別のステージではDRIVEを落とし、その分アンプ側のゲインを上げてペダルのTREBLEとBASSでEQをコントロールしていました。基本的にはエフェクター自体のサウンドデザインが好みなので、TREBLE、BASS共にフルテン状態にしてから、好みの音になるまで下げていく方法を取っています。4つのツマミを全てフルテンにすることで各可変回路の増幅範囲の最大を得られるので、その状態がペダルの魅力なのかなと思っています。

レコーディング時はVOLUMEを存分に上げ、アンプに大きな信号を入力する事で初段のプリ管をドライブさせ、それにより飽和するような歪みを作っています。その際に低域が暴れることが多くありますが、BASSツマミを絞ることでコントロールし、程よい音抜けに達するまでTREBLEを上げています。ギター録りの際はこの方法が一番多かったです。

インタビューにお答えいただきありがとうございました!
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